アロマセラピスト 恵美

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いつもありがとうございます。
福島県会津若松市の、My Earth アロマテラピースクール アロマセラピスト 井上恵美 です。
(公社)日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定で、意外と敬遠されがちなのでが「香りテスト」です。
これは1級。2級ともに行われる、アロマオイルの試香テストですが、検定を受ける人の中には、最初からあきらめている人がいるなど。。。
講師としては、ちょっとがっかりな話しも聞きます。
そこで今回の記事では、アロマテラピー検定の香りテスト攻略のための精油の覚え方について、詳しくお話しして行きましょう。
出来るだけ要点をまとめてお話しするので、香りテストや精油を覚えるのに苦手意識がある方は、ぜひご覧になってくださいね。
アロマテラピー検定の香りテストとは

まずは、香りテストの精油の覚え方をお話しする前に、アロマテラピー検定の香りテストとはどのような試験か、その点からお話ししていきます。
もうご存知の方は、この項目は飛ばしていただいて大丈夫ですが、全くの初心者の方は、念のため目を通しておいてください。
アロマテラピー検定の香テストとは?
AEAJのアロマテラピー検定では、筆記試験が行われる前に「香りテスト」という試験があります。
1級、2級で試験範囲となっているアロマオイルの種類の中から、アロマオイルが入った小瓶が2つ受験生に配られて、それを試香して種類を当てるものです。
試香というと、ムエットなどの試香紙を使って、精油の香りを試すことが多いですが、アロマテラピー検定では、実際にオイルの入った小瓶が配られるのがポイントです。
なお、この小瓶は香りテストが終了すると、回収されるのであいにく持ち帰ることは出来ません。
2級の香りテストの試験範囲
ではまずは、アロマテラピー検定2級の香りテストの試験範囲となる、精油の種類について見て行きましょう。
2級では、下記の9種類の精油が香りテストの対象となります。
■2級対象9種類
- スイートオレンジ
- ゼラニウム
- ティートリー
- フランキンセンス
- ペパーミント
- ユーカリ
- ラベンダー
- レモン
- ローズマリー
1級の香りテストの試験範囲
続いては、アロマテラピー検定1級の、香りテストの試験範囲となる精油の種類です。
1級の香りテストでは、下記の8種類の精油に2級の9種類を加えて、合計17種類の精油が対象となります。
■1級対象8種類(+2級9種類)
- イランイラン
- クラリセージ
- グレープフルーツ
- ジュニパーベリー
- スイートマージョラム
- レモングラス
- ローマンカモミール
- ベルガモット
なお今回はあくまで、香りテストの対象となる種類だけを明記しました。
香りテストと精油についての注意点

次に、香りテストや精油のプロフィールの覚え方に入る上で、とても大切な注意点をお伝えしておきます。
アロマ検定の精油の試験範囲
まず最初に申し上げておきます。アロマテラピー検定の香りテストと筆記試験では、対象となる精油の数が異なります。
その点は十分注意してください。香りテストは、2級なら先の9種類から出題され、1級なら17種類から出題されます。
そのため、これからアロマテラピー検定の勉強をしようという方の中には、精油について覚えるのは、その種類だけで良いのだと考える人がいるようです。でもそれは違います。
公式のテキスト内で試験範囲となっている精油は、2級が11種類、1級が30種類です。

1級の試験範囲の精油は30種類
ちょっと混乱しているかもしれませんので、整理してお話していきますね。
例えば、アロマテラピー検定の1級では、公式テキストの全てが試験範囲となっていますが、そこで紹介されている精油は30種類あります。
でも1級の香りテストの対象となるのは、そのうちの17種類なのです。
ですから、30種類の精油について、名前や主要産地、製造法などのプロフィールを覚える必要がりますが、香りテストでについては17種類でOKと言うことです。

公式テキスト記載の精油の種類
ではせっかくなので、アロマテラピー検定公式テキストに記載されている、試験範囲となる精油を全て紹介しましょう。
赤色で記載した精油が、香りテスト対象外の精油です。
■2級<11種類>
- スイートオレンジ
- ゼラニウム
- ティートリー
- フランキンセンス
- ペパーミント
- ユーカリ
- ラベンダー
- レモン
- ローズマリー
- ローズオットー
- ローズ(アブソリュート)
■1級<19種類+2級11種類>
- イランイラン
- クラリセージ
- グレープフルーツ
- ジュニパーベリー
- スイートマージョラム
- レモングラス
- ローマンカモミール
- ベルガモット
- ジャーマンカモミール
- パチュリ
- ミルラ
- ジャスミン
- ブラックペッパー
- メリッサ
- ベチバー
- サイプレス
- サンダルウッド
- ネロリ
- ベンゾイン

こちらの「アロマテラピー検定の公式テキストと問題集の改訂とおすすめの利用法」でも紹介していますが、読み物としてもとても楽しめるものですから、肩の力を抜いて、楽しみながらアロマの勉強をしましょう。
アロマ検定の難易度と合格率について
でもこの精油の種類を見ると、いきなり1級の検定試験のハードルが上がったと感じる人も、多いのではないでしょうか。
実際30種類もの精油のプロフィールを暗記する訳ですから、それは確かに容易なことではありません。
ですが、アロマテラピー検定自体はマークシート方式ですから、それほど難易度が高い訳でもありませんし、合格率も90%と高水準です。
少し自信が無くなって心配になった方は、こちらの「アロマテラピー検定1級の難易度と合格率が90%の理由について解説」をご覧になると、改めてやる気が出てきますよ!
香りテスト攻略のための精油の覚え方

ここからはいよいよ、香りテスト攻略のための精油の覚え方について、詳しくお話ししていきましょう。
まずは当然のことですが、香りテストの対象となるアロマオイル(精油)を手元に準備しましょう。もちろん、先に紹介したような検定試験専用の精油セットでOKです。
香りを嗅ぎながらプロフィールチェック
まずはシンプルな精油の覚え方として、実際の香りを嗅ぎながら、テキストの精油のプロフィールをご覧になってください。
特に公式テキストには、精油の抽出部位の写真なども掲載されています。
それぞれの植物の写真を見ながら、精油のプロフィールを読み、主な産地の風土をイメージしながら、香りを記憶に焼き付けていきましょう。
協会では「精油物語DVD」という、精油の抽出工程を撮影したDVDも出版しているので、さらに精油について知りたい方はご覧になってみて下さい。

それぞれの草花が丁寧に摘み取られて、精油になる工程を見ると、アロマオイルがとても身近に感じられます。
ああ、こんな風に抽出されていくのねって、ちょっと感動しますよ。
香りからイメージを膨らませる
続いては精油の香りから、イメージを膨らませる覚え方も試してみましょう。
これは精油を嗅いでみて、自分が感じるその精油のイメージや、記憶として思い出される場面などを、付箋でテキストに張り付けていきます。
そして香りを嗅ぐたびに、そのイメージを思い出して、記憶に残していく覚え方です。
香りは記憶を呼び起こしやすいものですから、そんなポイントを押さえて取り組んでみて下さい。
アロマクラフトで香りに親しむ
そして何よりも効果的な精油の香りの覚え方は、アロマクラフトを実践して体験してしまうことです。
やはり、色々なアロマオイルを使った経験があれば、おのずと精油の種類についても覚えやすく、香りテストでも迷うことは無いでしょう。
例えばそれが、嫌いだと思う種類であたとしても、嫌いだという経験が、その精油の種類を覚えさせてくれます。
ですから、アロマオイルを実際に使いこなせる、アロマテラピーアドバイザーになるためにも、積極的にアロマクラフトにトライしてください。
精油のプロフィールの覚え方

それでは続いて、精油のプロフィールの覚え方について見て行きましょう。
2級は11種類を覚える必要がありますし、1級は30種類を勉強する必要があります。
精油プロフィールで覚える内容
公式テキストには、1級と2級の全ての精油30種類のプロフィールが、写真付きで詳しく記載されています。
そのページの内容を、すべて覚えようと思うととても大変ですが、アロマテラピー検定の1級を受けるなら、まずは主だった項目は答えられるようにしておきたいです。
特に精油の産地や、どの部位から精油が抽出されるのかは、非常に重要な項目だと言えるでしょう。
そしてそれと共に、その植物についてのプロフィールや歴史などがあれば、ぜひ覚えておきたいといえます。
2級の対象精油の覚え方
1級を受ける人も、まずは2級の精油11種類から覚えていくと、比較的難しくないでしょう。
アロマテラピー検定2級の対象となる11種類は、比較的メジャーな植物の精油が多く、私たちが日頃の生活の中でもよく触れているものです。
例えば、スイートオレンジ、レモン、ラベンダー、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー、ローズなどは、もうお馴染みの植物ですよね。
まずはそんな身近な精油のプロフィールから攻略していくことが、精油の覚え方の1つのポイントです。

精油をお持ちなら、それを嗅ぎながら覚えていくのがおすすめです。香りテストの対策にもなりますし、何よりも記憶が定着しやすいでしょう。
1級の対象精油の覚え方
2級の精油プロフィールが覚えられたら、残りは19種類です。ここからは、虱潰しに覚えていくつもりでいきましょう。
1番おすすめなのは、大きめの手帳のようなものに、表ページに精油名、裏のページに覚えるべき精油のプロフィールを記載し、単語帳のように覚えることです。
これはまず準備する手帳を作るだけでも、精油のプロフィールが記憶できますし、実際に手帳が出来れば、毎日の通勤時間などでも取り組めます。
あとは回数をこなして、記憶の穴を埋めていくように暗記しましょう。

検定試験後に、インストラクターやセラピストなどの上位資格の受験を考えている方は、今のうちから「1級対応精油Bセット」を利用するのをおすすめします。
香りテストの対象ではありませんが、最初から30種類の精油すべての香りに親しんでプロフィールを覚えれば、上位試験に進む上での自信になります。
香りテストと精油の覚え方のまとめ

ここまでは、詳しく香りテストの攻略法と、精油のプロフィールの覚え方についてお話ししてきました。香りテストの内容や、覚えるべき精油のボリュームなど、全体像は掴めたでしょうか?
それでは最後に嬉しい朗報をお伝えして終了しましょう。
香りテストでのポイント
まず香りテストですが、1級は17種類が対象となりますが、回答はマークシートでの4択となります。
ですから、例えば試験会場で、小瓶が1つ配られたとすると、解答欄の4種類の中なら答えを選べばよいのです。
決して17種類から選ぶわけではないので、その点は一安心だと言えます。
でもこれまでの傾向から、4択の内の2種類は明らかに違う香り、残りの2種類はとても近い香りが記載されているので、その辺はシッカリと香りを覚えないと回答できませんよ。
精油のプロフィールの覚え方について
なかなか時間が無くて、精油のプロフィールを覚えている暇がないなら、こちらの「1級対応精油セット」に付随の「精油問題対策資料」をご覧になってください。
これは当スクールの生徒さんに配っている資料ですが、アロマテラピー検定試験で特に覚えておくべき内容を、予め一覧表にしてまとめてあります。
最初から、要点をまとめた手帳を用意しようと思うと、なかなか作業が進まなかったり、時間がかかってしまうことあるでしょう。
ですからそんな忙しい方には、こちらの資料を役立てて覚えていただくと、なお確実かと思います。
アロマテラピー検定受験用の教材キット
なお当スクールでは、アロマテラピー検定を独学で受験され方向けの教材キットも、用意しています。
こちらの「アロマテラピー検定1級ならこの精油付きの教材キットで一発合格!」で紹介している教材キットには、スクール内でお伝えするアロマ検定のポイントなども、資料としてお付けしています。
どうせテキストや精油を準備されるなら、このキットで学習していただければ、安心して検定試験に臨むことが出来るでしょう。
もちろん、精油問題対策資料を始めとした、精油や歴史の覚え方などの資料も付けていますし、精油セットも付随しているので香りテストも安心です。

このセットなら、本当に名前の通り、アロマテラピー検定にパーフェクトで望めます。(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!
利用されている皆さんからの「嬉しい報告」などもご覧になれば、なおさらやる気と自信がついてきますよ!
自分で勉強するのが苦手なら通信講座
そして、どうしても一人では勉強が進まないとか、アロマオイルついてシッカリと講師から教わりたいとか、アロマクラフトの実習も受けてみたいなら。
こちらの「【オンライン講座】アロマテラピー検定対策講座」で、自宅に居ながらリアルタイム受講すれば、なおさら検定受験への自信が付いてきます。
こちらの「アロマテラピー初心者が通信講座を選ぶ際のおすすめと3つの注意点」でも紹介しましたが、アロマテラピーの通信講座には、本当に色々なものがあります。
ですが、協会認定のインストラクターが、直接講師として教えてくれる講座は本当に僅かです。
この機会に、シッカリとアロマテラピーを身に付けるためにも、検定に合格できるか自信がない方は、いっそのことスクールに参加してしまうのも確実です。