アロマセラピスト 恵美
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こんにちは。
My Earth アロマテラピースクール アロマセラピスト 井上恵美 です。
当スクールでは、アドバイザー認定講習会と同時に、「アロマの資格相談会」を開催しています。その中で最近、こんな質問をいただくことが増えてきました。
「アロマテラピーインストラクターの求人や仕事は、あるのでしょうか?」
「将来、私も講師になりたいのですが、独立するのは難しいでしょうか?」
こうしたご相談が増えるということは、アロマを仕事にしたいと思っている方が増えている、ということでもあるので、とても嬉しく思います。
ですので今回は、そんな皆さんを応援するために、インストラクターとしてのお仕事について、できる限り詳しくお話ししたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
インストラクターの求人や仕事について
まず、インストラクターの求人や仕事があるのか、という点について、あるかないかでお答えするなら、答えは「あります」です。
でもそれは、待っていても掴めるものではありません。それは何故なのか、ここからはその内容についてお話しします。
求人はあるけど多くはない
先ほど、インストラクターのお仕事は「ある」と言いましたが、求人は決して多くありません。
それは何故かというと、アロマスクールは個人で運営している場合が多く、そもそも人を雇っていないところや、少人数で運営していることも多いのです。
そのため、そもそも講師の枠がないというスクールも多く、募集の件数も少なくなります。
また、募集自体が少ないので、希望する時期や場所で募集があるかどうかは、まさにタイミング次第です。
もしアロマテラピーインストラクターとして、本気で講師をやっていきたいなら、そのタイミングを逃さずに挑戦していきましょう。
インストラクターとしての求人や仕事の探し方
インストラクターの仕事を探すには、いくつか方法があります。
- AEAJ公式ホームページから探す
- スクールのホームページをチェック
- ネットの求人情報から検索
- 直接スクールに問い合わせる
まず初めに、AEAJ公式ホームページでは、「アロマの求人」が紹介されているページがあります。
そこでは、さまざまなアロマ資格保持者に対する募集がありますので、そこをチェックしてみましょう。
次に、スクールの公式ホームページや、ネット上の求人情報サイトなどで、募集が出ていないか探してみてください。
そして最後に、ここで働きたいと思うスクールがあれば、思い切って問い合わせしまった方が確実ですよ。
インスタグラムやフェイスブックなど、SNSを使っているスクールでは、SNSで求人募集をしている場合もあります。
そういった情報源も、見逃さずチェックしましょう。
仕事を探す時のポイント
先にご紹介した方法でお仕事を探してみていただくと、アロマの求人が出てきますが、その職務内容はさまざまです。
とくに、求人を出しているアロマスクールでは、実際にはスクールだけでなく、ショップの運営など、他の事業も行っていることが多いので、業務内容が講師とは限りません。
ですから、講師だけをやりたい!と思って探していると、なかなか難しいです。
できれば講師だけに限定せず、業務の幅を広げて、「アロマ関連の仕事」で考えてみると、求人の幅が広がって探しやすくなりますよ。
いずれ講師として独立したいと考えているのなら、さまざまな業務を経験しておいた方が、絶対に身になります。
ぜひ、アロマに関わる色々なお仕事に、携わってみてくださいね。
実績を積み信頼を得ることから
まずは、スクールも行っているアロマショップなどで、販売員として働くことからスタートするほうが、知識も経験も身に付きますよ。
その上で、いずれアロマテラピーインストラクターとして、講師が出来ることを目指すのが、最も現実的です。
そもそもスクールとしても、アロマ関連のお仕事の経験が無ければ、講師をやりたいと言われても、いきなり教室を任せることは出来ないので、経験者が優遇されてしまいます。
ですからまずは、アロマテラピー関連の仕事に就いて、その場で実績を積んで信頼を得て、それから講師として活動出来ないか、見計らっていくのが良いでしょう。
独立する際にも、そうした多くの経験があれば、できる幅が広がりますよ。
講師になると、教科書で学ぶ以上の幅広い知識や、経験からくる実践的な情報なども必要になります。
それを少しずつ身につけながら、自信を持って人に教えることが出来るようになりましょう。
インストラクターとして独立する
先にアロマの求人についてお話ししましたが、ここからは、講師としての独立について、お話ししていきます。
いずれ自分のスクールを持ちたい方や、とくに考えていない方でも、資格を取った後のことを考える参考になるでしょうから、ぜひ目を通してください。
自分で独立開業するという選択
自分自身でスクールを始めようと思ったら、まずは3つの選択肢があります。
- AEAJの認定スクールとして資格講座を開催する
- 資格とは関係なく、アロマの体験教室を行う
- 1と2のどちらも行う
おそらく皆さんのイメージしている講師像は、AEAJ認定スクールの講師かな、と思います。
もしくは、資格を目指すまではいかないような、簡単なアロマ教室や、手作り体験講座を開催したいという方もいらっしゃるでしょう。
また、どちらかに絞らず、どちらも含めてやっていく、というのも楽しいですよね。
ひとことで講師の仕事と言っても、いろんなタイプの教室がありますので、自分がどんなことをしたいのか、考えてみましょう。
どんなことをしたいかによって、必要な手続きや心構えが変わってきます。
この後は、そうした具体的な部分について、見ていきましょう。
AEAJの認定スクールになるには
アロマテラピーインストラクターの資格を所持していれば、AEAJの認定スクールとして、活動することができます。
独立して新たに認定スクールを開くには、まずはAEAJへの申請が必要です。
ただ、認定スクールになったら全ての講座が出来る、というわけではありません。
自分の持っているアロマテラピーの資格や、個人正会員か法人正会員かによって、開催できる資格講座が違いますので、注意してください。
詳しくは、AEAJ公式HPの「認定スクールのご案内」で詳細が確認できますから、一度目を通してみましょう。
法人として登録したほうが、できる資格講座の種類が多くなります。
本格的に認定スクールとして活動していくのなら、法人になることも検討してみましょう。
まずはアロマの体験教室から
アロマテラピーインストラクターであれば、認定スクールとしての資格講座以外にも、アロマを気軽に体験してもらえるような、手作り教室の開催もできます。
例えば、自宅の一室を教室スペースにしたり、イベントに出店するのも良いでしょう。
本格的な資格対策講座よりも手軽にできるので、まずはそこから少しずつ初めて、経験を積んでいくのもおすすめです。
それなら、他のお仕事をしながら、休日を利用して開催することもできます。
いきなり本格的に独立するよりも、ハードルも下がりますし、講師として活動していくための感覚を掴むことも出来ますよ。
※地域の子どもたちへの光育教室の様子
アロマテラピーインストラクターの求人を探してる間に、家族や友人を相手に、体験教室を開催してみるのも良いですね。
一度実際にやってみると、自分がどんな風に仕事にしていきたいか、イメージしやすくなりますよ。
個人で開業するときの問題点とは
独立して開業すれば、自分のイメージで理想のスクールを作ることができますが、その反面、個人経営だからこそのデメリットもあります。
それは、すぐには収入に結び付きにくい、という点です。
それは何故かというと、始めたばかりのスクールというのは、まだ実績がないぶん、周囲に認知されにくい、という問題があります。
例えば、求人を出しているようなスクールというのは、それだけの規模と実績がありますので、周囲にも認知されやすく、集客の仕方も確立されているでしょう。
しかし個人で新しく始める場合というのは、認知されるまで時間がかかりますので、集客をどう行っていくかが、大きな課題になります。
開業するとなると、講座の内容だけでなく、マーケティングや会計など、さまざまな部分に目を向ける必要があります。
いざ独立するときに慌てないように、今から経営についても、学んでいきましょう。
講師として独立して活動する
実は、多くのインストラクターが、資格を取得しても、それを仕事で役立てられないのは、そんな問題点があるからです。
AEAJのアロマテラピーインストラクター資格を取得すれば、確かにアロマテラピーの講師として名乗れますし、アロマ教室を始めることも出来ます。
でもだからと言って、急に講師としての依頼が来たり、教室に生徒さんが来る訳ではありません。
問題は、いかにして講師としての信頼と知名度を上げて、自分のアロマ教室を、継続して運営していくかだといえるでしょう。
資格取得はあくまでスタートラインですよ。
そこから本格的に、インストラクターとしての具体的な活動が始まるのです。
独立して活動するための勉強法
では、アロマテラピーインストラクターとして、独立して仕事をするためには、どんな取り組みが必要になるのでしょうか。
ここでは求人に頼らずに、自分でインストラクターとして活動するための、大切な内容について、少し触れておきましょう。
教えるつもりで学ぶ勉強法
私は良く、インストラクター養成講座の受講生さんに、最初から教えるつもりで勉強することが大切ですと、お伝えしています。
これはいずれ講師になりたい人には、とても重要なことです。
AEAJのアロマテラピーインストラクター試験を、「合格すればいい資格試験」と捉えて勉強するのではなく、その後に自分が講師になることを前提に、スクールで学んでください。
そうすれば、自分が仕事として講師をすることも、自然な流れになりますし、何よりインストラクターの知識も、よりスムーズに身につけることが出来ます。
ですから、こちらの「教えるつもりで学ぶアロマテラピーインストラクター試験勉強法」を参考にして、将来的な目標を明確にして試験にチャレンジしましょう。
インストラクター養成講座の内容は、アロマスクールによって様々ですから、事前にどんな講座で、どんな特徴があるのか、下調べをしましょう。
私のスクールのように、中には合格後の活動方法を、授業として取り入れているところもありますよ。
合格後のことも考えて学ぶ
アロマの仕事をしたいのなら、試験対策講座を受けるスクール選びも、大切です。
スクールを選ぶ際には、自分もそうなりたいと思う、目標とする講師のもとで学ぶようにしましょう。
せっかくインストラクター講座を受けるのですから、自分の理想を達成するための手本となる講師の元で、実体験を積む方が、後々役立ってきます。
なぜなら、あなたが体験した以上のことをするには、別な勉強や取り組みが必要ですが、体験したことであれば、自然とできるようになるからです。
こんな風にアロマのお仕事がしたいな、と思える講師から、たくさん学んでくださいね。
生徒として講座を受けるというのは、どんな風に授業をしているのか、実際に体験できる機会でもあります。
せっかくの貴重な機会を、しっかり活用していきましょう。
インストラクターとして仕事をするポイント
では最後に、アロマテラピーインストラクター資格の取得後に、求人を探したり、講師として仕事をする上で、心得ておきたいポイントをいくつかお話しして終わりにします。
合格後のことも考えておく
これからインストラクター試験を受ける方は、資格を取った後どうしたいのかを、事前に考えておきましょう。
試験の合格を目標にしているのか、それともその後に、アロマの仕事をすることを目標にしているのかで、おのずと今の選択が変わってきます。
例えば、どこのアロマスクールで学ぶか、試験勉強に取り組む姿勢、さらには講座の中で学べる内容についても、自然と違いがでてくるものです。
それは先に紹介した、独立して活動するための勉強法でも記載した通りです。
ですから、最初からシッカリと、インストラクター資格取得後の目標を明確にして、受験勉強に取り組んでいきましょう。
一歩ずつ目標に近づくつもりで
アロマテラピーインストラクター試験に合格してから、すぐに講師の仕事をして生活しようと考えると、なかなか思うように行かないこともあるでしょう。
それは求人を探すにしても、自分で独立して活動するにしても同じで、一筋縄ではいかないと思います。
ですが、これまでお伝えしてきたように、アロマ関連の仕事から始めて見たり、別な職業に勤めながら、休日に自宅でアロマ教室をやるなど。
目標に一歩ずつ近づいていけば、おのずと道は開けていくものです。ですから、焦らずに出来ることから始めて行きましょう。
お金に変えられない喜び
ここまで、アロマテラピーインストラクターとしての求人があるのか、その資格を仕事で活かせるかなど、いろいろとお話ししてきました。
実際にスクールを運営しているからこそ分かる、現実的な内容もあったので、少し厳しく感じる人もいるでしょう。
でもその上で、最後に大切なことをお伝えするなら、アロマテラピーの講師として仕事をすることは、お金に変えられない喜びがあります。
それは、アロマの良さを目の前で感じて、笑顔になってもらえることです。
もちろん仕事も大切ですが、アロマの専門家としての活動は、それ以上の喜びや、やり甲斐をあなたに与えてくれます。そのことを覚えていてください。
アロマテラピーのインストラクターとして仕事をすることを、簡単に諦めずに、自分のペースで取り組んで行きましょう。
私もそんなあなたを応援しています。
ちなみに、以前「アロマテラピー検定1級で得たアドバイザー資格を仕事で活かす使い道」でも、アロマの仕事について触れていますが、今回はインストラクターについてなので、内容が少し違います。
今回はインストラクターとしての講師の仕事を基本に、お話ししていきますよ。