アロマセラピスト 恵美
最新記事 by アロマセラピスト 恵美 (全て見る)
- アロマテラピーアドバイザー認定講習会の選び方(オンライン講座) - 2024.11.01
- アロマテラピー検定を独学で勉強するメリットとデメリット - 2023.12.24
- カンニングができるの?アロマテラピー検定試験の攻略法 - 2023.09.25
こんにちは。
My Earth アロマテラピースクール アロマセラピスト 井上恵美 です。
2016年7月にAEAJの新たな資格として、「アロマブレンドデザイナー」と「アロマハンドセラピスト」が誕生しました。
この二つの資格は、アロマ検定のように、アロマの知識全体ついて学ぶのではなく、それぞれの専門分野に特化した専科資格です。
今回は、そのうちの一つである、アロマブレンドデザイナー資格の、取得方法や費用について、詳しくまとめてみました。
学習内容についても、公式テキストを参考に、簡単にご紹介しますので、アロマブレンドデザイナー資格に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
アロマブレンドデザイナーとは
まずは、アロマブレンドデザイナーとは、そもそもどんな資格なのか、概要を確認しておきましょう。
アロマブレンドデザイナーの定義
アロマブレンドデザイナーについて、AEAJの公式HPでは、次のように紹介されています。
「アロマブレンドデザイナー」とは
精油を組み合わせてブレンドすることで、さまざまなシーンや目的に合ったオリジナルの香りを創作することができる能力を認定する資格です。ブレンドの知識や技術をアロマテラピーを行う際に活用することや、創作した香りを楽しみ、その魅力を伝えるのに適しています。AEAJ引用:アロマブレンドデザイナー
アロマブレンドデザイナーでは、その名前の通り、アロマをブレンドし、香りをデザインすることについて、専門的に学んでいきます。
自分で香りを作ることを楽しみながら、ブレンドする技術を磨いていく、まさに「香り」に特化した資格です。
こんな方におすすめの資格です
- オリジナルの香りによる空間芳香や、フレグランス作りを楽しめるようになりたい。
- 教育の場や、トリートメント時にブレンドの知識を活かしたい。
- いろいろな精油を、実際に使ってみたい。
アロマブレンドデザイナーは、「アロマが好き!」「香りをもっと楽しみたい」という方に、おすすめの資格です。
調香に興味がある、精油のブレンドが上手になりたい、という方にピッタリな、とても充実した内容を学ぶことができます。
仕事で活かすためだけでなく、日常生活で自分が楽しむことを目的として、資格を取る方も多いんですよ。
※アロマブレンドデザイナー講座の様子
資格を取得する方法
「アロマブレンドデザイナー資格」は、アロマテラピー検定資格とは、取得方法が少し違っています。
それでは、どうやって取得するのか、具体的に見ていきましょう。
資格を取る方法
アロマブレンドデザイナーの場合は、アロマ検定やインストラクター資格のような、資格試験がありません。
その代わり、AEAJの定める、以下の条件を満たす必要があります。
- AEAJの会員であること。
- アロマテラピーアドバイザー資格を取得していること。
- 認定スクールでアロマブレンドデザイナー標準カリキュラムを履修すること。
1と2を満たした上で、3の認定スクールでの講座を受講して、発行される「履修証明書」をAEAJに提出すれば、資格申請が出来ます。
つまり、認定スクールで講座を受講するだけで、資格を取ることが出来るのですよ。
アドバイザー資格がないと受講できない?
アロマテラピーアドバイザー資格や、アロマ検定の資格を持っていなくても、アロマブレンドデザイナー講座を受講することはできます。
でもその場合、資格として認定はされませんので、注意してくださいね。
資格にはならなくても、香りのブレンドを楽しんでみたい!という方は、どなたでもご参加いただけます。
ただ、ブレンドデザイナー講座は、アロマの基礎知識があることを前提に進めていきますので、アロマ検定のテキストに目を通しておくと、内容が理解しやすくなりますよ。
これからアロマテラピーの勉強を始めて、ブレンドデザイナーを目指したい!という方は、まずはアロマテラピー検定対策講座から始めてみてください。
資格取得までの流れ
それでは、アロマの資格を持っていない方が、アロマブレンドデザイナー資格を取得するまでの、具体的な流れについて見て行きましょう。
1、アロマテラピー検定1級に合格
↓
2、アロマテラピーアドバイザー認定講習会を受講
↓
3、AEAJに入会
↓
4、アロマテラピーアドバイザー資格を取得
↓
5.アロマブレンドデザイナー養成講座(20時間)を受講
※履修証明書が発行されます。
↓
6、資格申請
・履修証明書提出
・資格登録認定料支払い( 費用5,500円・税込)
※申請受付は年に4回(4月、7月、10月、1月)です。
資格の認定日は年に4回あり、それぞれに受付期間がありますので、自分が認定を受けたいタイミングで申し込んでくださいね。
申請すると、理事会の承認などを経て、認定日の月末頃に、認定証と資格認定カードが郵送されてきます。
資格申請の手続き及び詳細は、AEAJの公式ホームページからご確認ください。
オンライン講座で取得可能
2019年までは、認定校の教室での開催が義務付けられていた、アロマブレンドデザイナー養成講座ですが、現在はオンライン講座としての開催が認められています。
その為、私のスクールでも、現在はオンライン講座のみで開催しており、全国の受講生がインターネットを利用して参加しています。
これにより、さらに資格を取得しやすくなりましたが、講座はスクールごとに実習の内容が異なるため、準備物や教材も違います。そのあたりは要確認です。
必ず事前に内容をチェックしてから、申し込みましょう。
オンライン講座の接続方法や詳しい内容は、こちらの「5日でアロマブレンドデザイナーになれるAEAJ認定校のオンライン講座」で、紹介していますよ。
標準カリキュラムの講座内容
アロマブレンドデザイナーの資格を取る為には、認定スクールで、AEAJの定める標準カリキュラムを受講することになります。
その講座とはどんな内容なのか、学習内容を見て行きましょう。
香りに満たされた講座
講座は基本的に、AEAJの発行しているアロマブレンドデザイナー公式テキストを元に行います。
講座では、調香するために知っておきたい基礎知識について学ぶため、座学の時間が多いですが、その中でも常に精油を扱っていくため、座学と実習が合わさったような講座です。
香りの特徴を勉強しながら、一つ一つの香りとじっくり向き合っていくので、まさに香りに満たされた時間を過ごせます。
また、課題となるテーマを決めて、それをイメージした香りを、自由にブレンドする実習もあり、生徒さんたちも毎回どの精油を使うか、楽しみながら取り組んでいますよ。
※香りのブレンド実習
「アロマブレンドデザイナー養成講座・第6期」のクラスでは、「モネの世界」をテーマにして、ブレンドに挑戦しました。
どんどんイメージが膨らんで、それが完成した瞬間は、本当に感動的です。
ちなみにこの時の講座は、対面で行っていますが、現在のオンライン講座でも、同じように行っていますよ。
標準カリキュラムで学習する内容
<カリキュラムの詳細>
学習科目 | 管理学習時間 |
---|---|
「精油のブレンド技術」を学ぶための基礎知識 | 2時間 |
香りの特徴をとらえる方法 | |
「香りのパレット」を作る | 9時間 |
ブレンド実習とクリエーション | 9時間 |
(創作した香りを活かす) | |
合計時間 | 20時間 |
資格取得に必要な、カリキュラムの学習科目と学習時間は、AEAJによって定められています。
学習時間は合計で20時間ですが、私のスクールでは、初日に実習用希釈精油作製のための時間を、1時間設けていますので、合計21時間の講座です。
この希釈精油の作製も、受講生の皆さんに、とても喜んでいただけています。
貴重な精油ですから、色々と試せるように、この機会に作り方を覚えるといいですね。
公式テキストについて
講座では、AEAJが出版しているアロマブレンドデザイナー公式テキストが必要になります。
テキストだけ購入することも出来るので、受講するか悩んでいる方や、学習内容が気になる場合には、とりあえずテキストだけ購入して、中身をチェックすることも可能です。
ブレンドの技術を身に着けるために、必要な知識がギュッと詰まっているので、見てみるだけでも勉強になりますよ。
ただ、スクールによっては、受講費用にテキストが含まれている事もありますので、受講する際には、スクールに確認してみてくださいね。
資格取得にかかる費用
アロマブレンドデザイナー資格を取るために、全部でいくらくらいかかるのか、気になるところですよね。
それでは具体的に、資格取得にかかる費用をチェックしていきましょう。
トータルでかかる費用は?
資格を取得するために必要な費用には、講座の受講料と、資格登録認定料の二つがあります。
資格登録認定料とは、資格申請の際にAEAJへ払う登録手数料で、ブレンドデザイナーの場合には、5,500円(税込)となっています。
講座の受講料については、スクールによって違いがありますが、だいたい60,000円~80,000円くらいのスクールが多いようです。
同じ専科資格である、アロマハンドセラピスト講座と比べると、講座の時間や回数が多い分、どうしても費用がかかりますが、その分、内容はとても充実していますよ。
講座費用の注意点
アロマブレンドデザイナー講座では、精油のブレンドを行いますので、実習用の道具や材料が必要になります。
そのため、講座を選ぶ際には、受講料に何が含まれているのか、必ず確認してください。
基本的には、公式テキストの他に、ブレンドに使う精油が30種類程は必要になります。
それ以外にも、試香紙や遮光瓶など、スクールによって使う道具に違いはありますが、必要なものが含まれているのか、チェックしておきましょう。
※アロマブレンドデザイナー講座の教材
アロマブレンドデザイナー養成講座のご案内
最後に、私のスクールで開催している、ZOOMを使ったオンライン講座について、少しだけ紹介しておきます。
講座では、公式テキストだけでなく、私の作った、当スクールのオリジナルテキストを使って、学習を進めていますよ。
また、講座の費用には、33種類の精油と、ブレンド用のスポイトや遮光瓶なども、セットになっていますので、ご安心くださいね。
一緒にアロマのデザインを楽しみましょう♪
アロマブレンドデザイナー養成講座(オンライン開催)の詳細はこちらでご覧いただけますよ。受講生の感想なども参考にしてみて下さい。
アロマブレンドデザイナーは、AEAJの資格の中で、一番精油の香りとじっくり向き合い、アロマの魅力を存分に感じられる資格だと言えるでしょう。
いずれはインストラクターや、セラピストになりたいという方の、最初のステップアップとしても、人気の資格なんですよ。