認知症予防のための夜用アロマオイル(ラベンダー&オレンジ)の効果と使い方

認知症予防の夜用アロマオイル(ラベンダー&オレンジ)の効果と使い方
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アロマセラピスト 恵美

アロマセラピスト 恵美

アロマテラピースクール My Earth
 2004年 春、初めて“精油”と出会ってから、香りの魅力に引き込まれアロマテラピーの学びが始まりました。2005年 秋に夫の経営する癒し雑貨の専門店「My Earth」(現 株式会社ヒーリングアース)に入社。アロマセラピストとしてアロマエステサロンの運営と、アロマテラピースクールの講師を行っています。 お問い合せはこちら

いつもありがとうございます。

福島県会津若松市の、My Earth アロマテラピースクール  アロマセラピスト 井上恵美 です。

今回は、浦上教授の『認知症予防のためのアロマテラピー』で紹介された、昼用のローズマリーとレモン、夜用のラベンダーとオレンジ精油のうち、夜用アロマオイル(精油)のラベンダーとオレンジに注目してみましょう。

オレンジ精油の香りは何となく想像できますよね。オレンジの香りを嗅ぐと、多くの方が「あ、オレンジだ」と、納得したようにおっしゃいます。

また、ラベンダーといえば、芳香剤によく使われていまるので、ラベンダーというと、芳香剤の香りを思い浮かべて、「ラベンダーはちょっと苦手」とおっしゃる方も多いのですが、純粋なラベンダー精油はとっても優しく自然な香りがします。

どちらも、なじみのあるものだと思いますが、どんな植物で、どんな効果や効能があるのか、また、認知症予防としての効果や使い方など、これから詳しくみていきましょう。

認知症予防アロマフルセット
認知症予防のアロマフルセット

 

 

認知症の夜用アロマオイル(精油)の特徴や効果

アロマオイルは、その植物によって、さまざまな香りや特徴、効果があります。

その植物の事を知るほど、アロマがもっと楽しめるようになりますよ。

今回ご紹介するラベンダーオレンジは、おやすみ前やリラックスしたい時に、気持ちを穏やかに整えてくれる香りですが、それ以外には、どんな効果があるのでしょうか。

さっそく、見ていきましょう。

 

 

ラベンダーの特徴・効果・効能

ラベンダーと聞くと、北海道の雄大な自然と、一面に広がる紫の花を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ラベンダーは元々、地中海沿岸が原産で、現在でもフランスが一大産地となっています。日本での栽培が始まったのは、昭和の初期~中期ごろで、現在では、北海道の富良野が産地として知られています。

盛んな品種改良や、交雑種も多く、ラベンダーには多くの品種があり、アロマオイル(精油)として使われる種もいくつかありますが、中でも”angustifolia(officinalis)種”が広く使われており、「真正ラベンダー」と呼ばれ、一般的にラベンダーといえば、真正ラベンダーである事が多いです。

日の出公園(上富良野町)
Wikipedia参照:日の出公園 (上富良野町)

 

 

ラベンダー精油

  • 名前:ラベンダー
  • 科名:シソ科
  • 抽出部位:花と葉
  • 主な成分:酢酸リナリルラバンジュロールリナロール、酢酸ラバンジュリル
  • 主な産地:フランス、ブルガリア、オーストラリア
  • 香り:ウッディーでフローラルな、すがすがしい甘い香り

 

 

ラベンダーの歴史(名前の由来や活用された歴史)

ラベンダーの歴史は古く、新約聖書でベタニアのマリアがイエスに注いだとされる「ナルドの香油」にもラベンダーが使われていたのではないか、といわれています。

古代ローマでは、洗剤や芳香剤などとして利用されていた歴史もあり、ラテン語のlavo(洗う)”や”lividus(青みがかった鉛色)が名前の由来になったと考えられています。

また、「アロマテラピー」の名づけ親である、フランス人化学者”ルネ・モーリス・ガットフォセ”が、化学の実験中に火傷を負い、その治療にラベンダーオイルを使用したというお話は、アロマを学ぶと必ず出てくる有名なお話です。

ルネ・モーリス・ガットフォセ写真
Wikipedia参照:ルネ=モーリス・ガットフォセ、1940年

 

 

ラベンダー精油の効果・効能

ラベンダーの香りには鎮静作用があり、感情の全体のバランスをとってくれ、心を落ち着かせてくれたり、心身をリラックスさせ、不安や緊張、イライラなどを和らげてくれます。

そのため、ホッと一息つきたい時や、疲れてゆっくりしたい時、就寝時にも、緊張がほぐれリラックスしやすくさせてくれますよ。

そうした、心身をリラックスさせてくれる働きが認知症の予防(夜用)として役立ってくれるんですね。

それ以外にも、皮膚の炎症を鎮めて組織の回復を助けるといわれ、スキンケアや虫刺されにも利用されています。

ラベンダー精油
ラベンダー精油

 

 

オレンジの特徴・効果・効能

オレンジの特徴・効果・効能

インドのアッサム地方が原産といわれるオレンジには、スイート種やビター種などがあり、一般的にはスイートオレンジ(オレンジスイート)が広く使われています。

オレンジは、果皮の外側のツブツブに香りの成分が詰まっているので、アロマオイル(精油)は皮から抽出されるんですよ。

それ以外にも、オレンジの花からはネロリ精油、葉からはプチグレン精油が採れ、果肉からはオレンジジュースが作られる、とってもムダのない植物なんです。

 

 

スイートオレンジ精油

 

 

オレンジの歴史(魔除けに使われていた?)

中世のヨーロッパでは、ペスト(黒死病)が流行した際、腐敗した空気の臭いが原因であると考えられたそうです。

今とは違い、衛生状態の悪かった時代ですので、「悪臭」は人々にとって恐怖の対象でした。

そこで、香りの強いフルーツやスパイスを使って作られた「フルーツポマンダー」を魔除けや病気の予防のためのお守りとして身に着けていました。

今でも、オレンジにクローブをさしてシナモンをまぶした「オレンジ・ポマンダー」を作り、幸運を呼ぶお守りとしてプレゼントしたりするそうですよ。

 

 

スイートオレンジ精油の効果・効能

オレンジの香りは、ゆったりとリラックスさせてくれる働きや、気持ちを前向きに明るくしてくれるような働きがあり、休みたい時にも、元気が欲しい時にもお勧めです。

認知症の予防(夜用)としても使われていますが、それ以外にも、不眠など睡眠のトラブルに対しての研究や、不安や落ち込みに対する研究もされているんですよ。

疲れたり落ち込んだ時には、前向きになれるような元気をくれて、眠るときにはぐっすりと休む手助けをしてくれる、とっても役立つ香りです。

それ以外にも、消化促進、食欲増進など、胃の不調にも良いといわれています。

スイートオレンジ精油
スイートオレンジ精油

 

 

認知症予防「夜用アロマ」の使い方

認知症予防「夜用アロマ」の使い方

ラベンダーとオレンジについて詳しく見たところで、次は認知症予防のための効果的な使い方を確認していきましょう。

浦上教授の『認知症予防のためのアロマテラピー』では、使う時間やタイミングにもポイントがあります。

間違った使い方では効果が感じられなくなってしまいますので、きちんとポイントを押さえながら使うために、使い方を一緒に見ていきましょう。

 

 

夜用アロマオイルを使う時間

認知症予防のためのアロマテラピーでは、昼間はしっかりと脳を活性化させ、夜はしっかりと休ませる、そのメリハリが脳の認知機能に良いとされています。

昼用のアロマで脳をしっかり働かせ、夜用のアロマで休ませてあげる事が大切です。

そのためには、夜用アロマは就寝1時間前から使い始め、2時間以上は香りを嗅いで、ゆったりとリラックスして眠りましょう。

ラベンダー精油を2オレンジ精油を1の割合で配合(ブレンド)するか、最近ではブレンドされた状態でも販売されていますので、使いやすい方を選んでくださいね。

 

 

お家での使い方(アロマランプ)

夜用アロマを使う時間が就寝1時間前から2時間以上ですので、夜寝るときに使う事になりますね。眠っている間でも簡単に使えるのが「アロマランプ」です。

ランプにアロマオイルを垂らすお皿や窪みが付いていて、そこに水とアロマオイルを垂らしてスイッチをいれるだけ。

あとはランプの熱で少しずつ香りが広がるので、眠っている間でも香りがお部屋に広がります。

寝ている時に明かりがあるのは苦手、という方は、スチームの出る「アロマディフューザー」や、水のいらない「ネブライザー式アロマディフューザー」など、明かりを消して使えるものもあります。

アロマランプ
アロマランプ(セラミックタイプ、点灯中)

 

 

お家での使い方(ポマンダー)

もっと簡単に使えるのが、石膏でできたポマンダーです。

ポマンダーにアロマオイルを垂らして、枕元など、布団の近くに置いておくだけで香りがするので、とっても簡単です。

アロマオイルが布に付いてしまうと、シミになる場合がありますので、下に何か敷いて使うと安心ですよ。

ポマンダー桜の模様
ポマンダー(石膏皿)サクラ

 

 

認知症予防を続けるためのポイント

認知症予防を続けるためのポイント

とりあえず初めてみたものの、続けるのって以外と大変ですよね。

「1日くらい使わなくても良いかな」というところから、2日、3日と使わない日が増えてきたり、使っていない日の方が増えてきたり、少しずつ使わなくなってしまう事、ありますよね。

そうならないためには、どうしたら良いのでしょう。ちょっとしたコツを見ていきましょう。

 

 

夜用アロマを毎日の生活に取り入れましょう

無理なく続けていくには、日常の中に取り入れていくことが大切です。

たとえば、夜に歯を磨くタイミングは、だいたい毎日同じじゃありませんか?

そんな風に、毎日同じタイミングで使うようにすると、自然とそれが当たり前になっていきますよ。

 

 

どんなタイミングで使えばいいの?

例えば、

  • 寝室に入ったら、布団に入る前にアロマを使う
  • 夜、お風呂から上がったら、寝室のアロマランプをつけておく
  • 毎日、決まった時間になったら使う

 

など、使いやすいかな、と思うタイミングや方法をいろいろ試してみてください。

試していくうちに、自分に合った使い方が出来てくるので、そうしたら毎日続けやすくなりますよ。

きちんと使った時はカレンダーに印をつけたりすると、どれだけ続けたのかが目に見えるので、やる気が起きやすくお勧めですよ。

とはいえ、「続けなきゃ」と思いつめてしまったらストレスになってしまいますので、力を抜いて、アロマのある生活を楽しみながら使っていきましょう。

認知症アロマフルセット
認知症予防のためのアロマフルセット

 

 

 

恵美

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